私が通っている日舞のお稽古場では、弟子同士がお互いのお稽古で後見をすることがあります。

後見といっても、お稽古で衣装を着るわけではもちろんないので、
適当なタイミングで踊っている方の後ろに行って、小道具を出したり受け取ったり片付けたりする、ほんのちょっとしたものです。

私はこの「お稽古での後見」が好きです。

小道具を渡す順番やタイミングをちゃんと分かっていないとできないので、知らなかった踊りを勉強できる貴重な時間にもなりますし、
上手く小道具を渡せたときには「ちょっぴり役に立てたかも!」というささやかな達成感も得られます。笑

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そんな中、今度の内輪の発表会で一曲まるまる後見をさせていただけることに。
規模はとてもとても小さいものですが、とはいえ本番で、しかも一曲つきっきりで後見をするのは初めてです。

先日そのお稽古があったのですが、

後見、踊っているよりも緊張感がある…!笑

踊っている方を邪魔してはならない、
いないように、極力見えないように振る舞わなくてはならない、
その上でタイミングよく、踊りの流れを切らないように良い位置でものを渡す。

これがものすごく難しい!!

小道具を渡す順番を間違えないのは当たり前の話ですが、だから簡単というわけでは決してありません。
踊りの流れを分かっていたつもりだったのに、うっかり抜けてしまうところがいくつもありました。

それこそ「流星」のように、踊り手が何役も演じ分けてその度にツノだのお面だのを受け取っては渡さなければならない曲の後見は、一体どれほど緊張するのでしょう…考えるだに恐ろしい。
(「流星」についてはこの記事で軽めにご紹介しています) 

見ているのとやってみるのとでは全然違いますね。

でもやっぱり、後見はおもしろい。
 
今回学べるところを精一杯身に付けて、また別の機会にも任せていただけたら。
まずは本番、間違えないようにたくさんお稽古と脳内シミュレーションをして臨みたいと思います!!