ここしばらく年末年始休みで踊れておらず、寂しさが募るばかりです。。
私はまだまだ基礎が固まっていないので、下手に自主練をして変な癖がついてしまっても良くないのです。。
早くお稽古始まってくれー!!!
というわけで!!!
想い溢れて日本舞踊が好きだということを語るだけの記事を書きました。笑
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日本舞踊は、まず音楽がいいんですよ。
華やかな三味線があって、唄(語り)があって。そこにお囃子が入って。
私はお祭り的な音が好きなので、特に太鼓やら笛やら大皮やら鼓やらが聞こえるとうずうずします。
矢も楯もたまらなくなります。
お稽古で使うような録音された音源でもわくわくしてしまうので、生音だともうどうしようもありません。
公演を観に行けば客席で思わず笑顔になってしまうし、自分が踊るときは俄然テンションが上がります。
何なのでしょうかね、この血が騒ぐ感じはもはやDNAレベルのものなのか…家族は誰も踊らないんですけどね…。
で、さらに嬉しいのは、音楽がワンパターンで終わらないというところなんです。
西洋音楽でもA→B→A'→Cみたいな(適当です、すみません)曲の展開のパターンってあると思うのですが、
踊りに使われるような音楽が面白いのは、このAとかBとかが全く違う曲のようになっているところなんです。
つまり、一曲習う中で何曲も踊っているような気持ちで楽しめちゃうんですね!!
例えば、この記事で感想を語っている日本舞踊の代表曲「藤娘」。
私が一番好きなのは、後半の 〽︎松を植よなら〜 というところで、ここは「踊り地」と言われる華やかな曲調のところなんです。
賑やかで、振りも比較的速いテンポで、かつ大きく踊っていく。
お扇子を持たずに、手踊り(素手の踊り)で調子よく踊ります。
ですが、同じ「藤娘」の中には 〽︎男心の憎いのは〜 という歌詞で始まる(いかにも大人の女性っぽい感じの)「クドキ」と呼ばれるところもあって、
ここは全然違うしっとりした曲調に合わせて、手ぬぐいを使いながらじっくりねっとり(?)踊るところなんです。
つまり一曲の中で、曲調も、それに伴って踊り方もがらっと変わるわけです。
それって楽しくないですか?!(唐突)
だって楽しい踊りも好きですが、自分のキャラじゃないようなしっとり女性らしい踊りも憧れるんです。
それを一度に楽しめちゃうなんてもう、最高じゃないですか。。(語彙力)
一曲踊る中で何度も「あぁ踊りが好きだなぁ」と感じられるっていうことですよ。最高ですよね。(語彙力)
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日本舞踊のもう一つ好きなところは、この「いろんな曲調が楽しめる」ということにも通じていると思うのですが、とにかく何にでもなれるというところなんです。
女の踊り一つとっても大人の女性だけでなく、幼い女の子の踊りがあり、もう少し年齢が上がって思春期くらいの女の子の踊りがあり、さらにおばあさんを踊るときもあります(こちらは未体験ゾーン)。
職業で見ても、子守、物売り、お茶屋の娘、、いろいろ工夫ができるのです。
しかも、それが女に限りません。女性だって、男を踊れるのです。
私はこの男の踊りがめちゃくちゃ好きなのです。
初めて男の踊りを教えていただいたのは、3年目のころ。
先輩の踊る男を観てきて、全身を大きく伸びやかに使う男の踊りは何て気持ちが良さそうなんだろう、そして何てかっこいいんだろうと憧れていたのでした。
実際やってみると、女の踊り以上に太ももがきつくて、しんどい割に全然かっこよく踊れないのですが(笑)、やっぱり気持ちがいい。
大きく体を動かすと、何だか精神的にも解放されて、ストレス解消になっています。
かっちりとした品格ある踊りから、大らかでたくさん動く踊り、ちょっと芝居がかった遊びのある踊り、迫力あるかっこいい踊りなど、こちらも様々。
だから、観るのもやるのも楽しくて仕方ないのです。
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そうなんです、観るのも大好きなんです。
お稽古場で他の方のお稽古を見るのも、舞踊家や歌舞伎役者の方々の踊りを舞台で観るのも。
他の方のお稽古を見るのは、「いつか自分もこれを踊りたい!」というのに出会える貴重な機会です。
好きな振付であったり、表現であったり、曲調であったり。
一方プロの方々の踊りは、もう純粋に気持ちが良い。
「うわぁ何であんなに小気味好く体が動くんだろう」「今の一瞬の間にぞわっとしたなぁ…」と感動の連続。
音楽のライブと同じで、いい踊りのあとは拳を突き上げてぶんぶん振り回したいくらい熱くなります!!
(日本舞踊の公演でもそういうリアクションがあっても良いのでは。。笑)
音楽の楽しみに浸りたいからライブに行く。日常を忘れるくらい笑いたいからお笑いのライブに行く。
踊りを観に行くのは、そういうのと全く同じ感覚なんです。
スカッとした気持ちになれるから、私は踊りを観るのが好きなんです。
理由などいりません、踊りは楽しくて心が動けばそれでいい!笑
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本当にただ語り散らかすだけの記事になりましたが、今日は踊りが大好きであることがお伝えできたら良かったので、この辺で筆を置きます。
他にももうちょっとましな日本舞踊関連の記事はありますので、ご参考までに…↓
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