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シネマ歌舞伎を観に行ってきました。

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シネマ歌舞伎とは?
https://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/about/

お近くの映画館で、いつもの映画と変わらない料金設定で、名優の名演が気軽に観られてしまうという素敵な企画です!
歌舞伎が初めてでもハードルがとっても低い◎

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さて、今月のシネマ歌舞伎はこちら↓

「刺青奇偶(いれずみちょうはん)」
https://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/lineup/08/
故・十八代目中村勘三郎さんと、坂東玉三郎さんの主演です。



【あらすじ】

不幸な目に遭い続けて、人生に見切りをつけようとしていたお仲(玉三郎さん)は、見返りを何も求めずにただ自分を助けてくれた、博打打ちの半太郎(勘三郎さん)に惹かれてゆく。やがて共になる二人。しかしお仲はすでに不治の病に蝕まれ、残された時間は少ないのだった。お仲は力をふりしぼり、半太郎の腕にサイコロの刺青を彫る。もう博打はやめるように、と。
半太郎はそれが痛いほど分かりながらも、お仲のために、これが最後と命懸けの博打に繰り出す――。


【感想】

出だしはやさぐれていたお仲の、半太郎と一緒になってからの幸せそうな表情。
死期を悟りながらも、「私、治るね」と繰り返す切なさ…
半太郎は博打の面だけ見れば本当にしょうもない男なんだけど、
大事な心構えをちゃんと持っている人。
二人のシーンの優しさと哀しさに、何度も涙が溢れました。

配役もめちゃくちゃ豪華。
最後の博打に登場する鮫の政五郎親分(片岡仁左衛門さん)の、
“親分”特有の懐の深さとか落ち着きとか、たまらなく格好いいです。

…というのが、江戸の知識とか何とか特になくても感じられるところも、またありがたいです。

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「刺青奇偶」、2018年の上映期間は7/7~7/13です。短すぎるよ…
ご興味がある方は、ぜひお近くの映画館へ!


いまだ余韻に浸っております。。