じゃん!
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しおり。お気に入りばかりです。

左は、沖縄で作った「ミンサー織」のしおり。
真ん中は、「武相荘」のお土産売り場で見つけたもの。
そして一番右が、信州小布施の「北斎館」で出会ったかっこよすぎる一枚。

あとは、かわいかったお菓子のタグとか、
デザインのよい美術館や動物園の半券なんかをしおりに使っています。

本の雰囲気に合わせて、しおりやブックカバーを選んでいくのが楽しい。
読書の楽しみは、こんなところにもあると思います。

今日はお気に入りの「和」っぽいしおりを。

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着物のハギレで作った一点物。
裏の色が違うのもまた粋ですね〜!
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ちょっとだけ指が写り込んでしまった泣きたい

 幸田文さんの『流れる』(新潮文庫) に合わせてみました。
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登場人物の動きの面白さはもちろん、
着物でのふるまいの描写に説得力があって美しく、
「着物を着たい!」と思わせてくれる小説です。

縞の表紙としおりが合う…!
 
他にも、江戸が舞台の小説や、はたまた女性の美意識が詰まった小説やエッセイ、
文学色の強い本に合わせて楽しんでいるしおりです。

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一方、 お気に入りなのになかなか使いこなせないのがこちら。

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葛飾北斎「巌上の大鷲」のしおり。

この誇らしげな表情をみてほしい。
旅行先で「北斎館」に立ち寄り、北斎の本物を目にして
その勢いに完全にやられました。

それで買ってしまったのですが、
いかんせんしおりにしては大きい。

ちょっと松井今朝子さんの『仲蔵狂乱』(講談社文庫) に合わせてみたのですが、
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 いや、合うよ?合うと思うんだけど、
鷲が顔出すまでが長いよ!!

しおりのサイズ感のせいでうまくカバンに収まらないため、
眺めて楽しむにとどまっているしおりです。。

本当は朝井まかてさんの『眩』(新潮社) に合わせて
北斎・お栄父娘の夢の共演を楽しみたいところ。

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表紙のお栄さんの絵、江戸時代とは思えないほど現代的な美しさがありますよね…天才父娘や。

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載せたどの本もとても思い入れがあって、一冊ずつ丁寧にご紹介したい勢いなんですが、
ちょっと今は自重いたします。 

読書の秋はまだ先ですが、クーラーの効いた明るい部屋での読書もまたよいものですよね。 
そんなときには本としおりの相性を探ってみるのも、おすすめです。