以前このブログで激賞したシネマ歌舞伎(⇒この記事)。
本日、再び行ってまいりました!
『大江戸りびんぐでっど』!!
あの宮藤官九郎さんによる脚本の、
どたばたハチャメチャ喜劇(もといゾンビ映画)です。
忘れないうちに感想をば。
あらすじには書かれていませんが、
お葉ちゃんには、死に別れた夫「新吉」がいます。
クドカンさんの軽快な台詞回しと、
役者陣の強烈な個性が爆発する舞台です。
大工の辰役の勘九郎さんは、みんなが踊り終わってはける中で
一人でキレッキレにファンキーに踊り、
「Pow!!!」ときめる場面が最高に輝いていらっしゃいました。笑
酒に溺れてからの目の据わり方もこわい。
そして、一瞬の登場にして一番強烈な印象だったのが
町娘役の小山三さん!!
当時、すでに御歳89歳のはず。
かわいらしい振袖を着て出ていらっしゃり、会場大盛り上がりでした。
たぶん誰よりも、町娘役を盛り上げられる方だったのではないでしょうか。。
90年近く舞台に立ち続けたとのこと、
本当に素晴らしいと思います。
シネマ歌舞伎やら動画サイトやらで
お二方の舞台を観るたびに、
なぜもう少し早く歌舞伎を知ろうとしなかったか…
と、悔やみに悔やんでいます。
勘三郎さんのお芝居の、あの説得力。
今回の芝居も、新吉(勘三郎さん)が
半助(幸四郎さん、当時は染五郎さん)と対峙する場面が
一番のハイライトだったと思います。
そして三津五郎さんの今回の役は、
なぜかいつも癖のある角度でキメてくる四十郎。
そんな役回りながら、動きの美しさが格別だったんです。
前半の軽妙な雰囲気から、後半は出世もして、
ラストシーンの頼もしさ。
あれは(ゾンビじゃなかったら)惚れる。
…映画でこれなんだから、
舞台でお二方を拝見していたら
もっとガーンとくるんだろうな。
さて、りびんぐでっどの話に戻り。
正直、考えるよりも感じるよりも、
まず「受け止める」という感じの舞台。
それくらいとがってました。
当時、賛否両論あったに違いない。
私としては、役者さんたちの本気の悪ふざけや
ちょっとした小ネタを結構笑って楽しめました◎◎
忘れないうちに感想をば。
■あらすじ
ちょっとまとめにくいので、笑
時は江戸時代、処は大江戸。
くさや汁を浴びた死人が"存鼻(ぞんび)"として生き返った。
人に噛みつき増え続ける"ぞんび"に江戸の町は大騒ぎ。
くさやの名産地新島出身の半助は、
くさや汁を体に塗ることで彼らを従わせることに成功する。
想いを寄せるお葉と共に、何と人間の代わりに
"ぞんび"を働かせる人材派遣会社「はけんや半助」を起業する。
"ぞんび"は文句も言わずに人間の嫌がる仕事を安く請け負い、
商売は大繁盛となった。
しかしやがて派遣に仕事を奪われた人間たちが現れ、
切っても死なない派遣"ぞんび"VS失業者の争いが始まろうとしていた。
くさや汁を浴びた死人が"存鼻(ぞんび)"として生き返った。
人に噛みつき増え続ける"ぞんび"に江戸の町は大騒ぎ。
くさやの名産地新島出身の半助は、
くさや汁を体に塗ることで彼らを従わせることに成功する。
想いを寄せるお葉と共に、何と人間の代わりに
"ぞんび"を働かせる人材派遣会社「はけんや半助」を起業する。
"ぞんび"は文句も言わずに人間の嫌がる仕事を安く請け負い、
商売は大繁盛となった。
しかしやがて派遣に仕事を奪われた人間たちが現れ、
切っても死なない派遣"ぞんび"VS失業者の争いが始まろうとしていた。
あらすじには書かれていませんが、
お葉ちゃんには、死に別れた夫「新吉」がいます。
クドカンさんの軽快な台詞回しと、
役者陣の強烈な個性が爆発する舞台です。
■感想
*歌舞伎役者の身体
一番に思ったのは、「歌舞伎役者の体」について。
ヒップホップを踊る役者さんたちを観ながら、
日本舞踊を土台にしながら西洋の踊りをどう踊っているのか、
というのがなんとなく見えてきて、そこが面白かったです。
*特に印象に残った役者さん
福助さんが…福助さんが可愛らしい……
女郎・喜瀬川の役だったのですが、
女郎・喜瀬川の役だったのですが、
あの軽やかさは何なんでしょう、、
何とはなしにちょっと走る、みたいなときの雰囲気がもう娘でした。
待ち遠しい9月はもうすぐ!!
待ち遠しい9月はもうすぐ!!
そして、お葉役の七之助さん。
ラストのあのバランスの悪い板の上で、
あれだけきれいな形をどうやったら作れるんだろう。
平地でもバランスとれないのに(泣)
歌舞伎役者なら当たり前なのかもしれませんが、
ちょっと立っていたり座っていたり、お辞儀をしたり、よたついたり、
そういう一つ一つの美しさに目を奪われました。
その雰囲気で「げ、まじで?」とか言うのでたまらない笑
大工の辰役の勘九郎さんは、みんなが踊り終わってはける中で
一人でキレッキレにファンキーに踊り、
「Pow!!!」ときめる場面が最高に輝いていらっしゃいました。笑
酒に溺れてからの目の据わり方もこわい。
そして、一瞬の登場にして一番強烈な印象だったのが
町娘役の小山三さん!!
当時、すでに御歳89歳のはず。
かわいらしい振袖を着て出ていらっしゃり、会場大盛り上がりでした。
たぶん誰よりも、町娘役を盛り上げられる方だったのではないでしょうか。。
90年近く舞台に立ち続けたとのこと、
本当に素晴らしいと思います。
*勘三郎さん、三津五郎さんのこと
シネマ歌舞伎やら動画サイトやらで
お二方の舞台を観るたびに、
なぜもう少し早く歌舞伎を知ろうとしなかったか…
と、悔やみに悔やんでいます。
勘三郎さんのお芝居の、あの説得力。
今回の芝居も、新吉(勘三郎さん)が
半助(幸四郎さん、当時は染五郎さん)と対峙する場面が
一番のハイライトだったと思います。
そして三津五郎さんの今回の役は、
なぜかいつも癖のある角度でキメてくる四十郎。
そんな役回りながら、動きの美しさが格別だったんです。
前半の軽妙な雰囲気から、後半は出世もして、
ラストシーンの頼もしさ。
あれは(ゾンビじゃなかったら)惚れる。
…映画でこれなんだから、
舞台でお二方を拝見していたら
もっとガーンとくるんだろうな。
■まとめ
さて、りびんぐでっどの話に戻り。
ストーリーにはあえて触れずにおきますが、
思った以上に夏の夜におあつらえ向きな映画でたまげました。笑
正直、考えるよりも感じるよりも、
まず「受け止める」という感じの舞台。
それくらいとがってました。
当時、賛否両論あったに違いない。
私としては、役者さんたちの本気の悪ふざけや
ちょっとした小ネタを結構笑って楽しめました◎◎
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