この企画は、知識が足りないゆえに
歌舞伎への第一歩を踏み出せずにいる方の背中を押すべく、
歌舞伎歴1年の初心者が何を知っていて、何を目的に、
どのチケットを買うのかをさらけ出す企画です。
こんなに物を知らなくても歌舞伎を楽しんでいますよ、
というのをお伝えできればと思っています。
歌舞伎への第一歩を踏み出せずにいる方の背中を押すべく、
歌舞伎歴1年の初心者が何を知っていて、何を目的に、
どのチケットを買うのかをさらけ出す企画です。
こんなに物を知らなくても歌舞伎を楽しんでいますよ、
というのをお伝えできればと思っています。
物知らずシリーズ第6弾は、2019年2月。
■歌舞伎座 二月大歌舞伎の演目は?
来年2月の歌舞伎座。
演目は以下の通りです。
【昼の部】
一.義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
すし屋
二.暗闇の丑松(くらやみのうしまつ)
三.団子売(だんごうり)
【夜の部】
一.一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)
熊谷陣屋(くまがいじんや)
二.當年祝春駒 (あたるとしいわうはるこま)
三.名月八幡祭(めいげつはちまんまつり)
一.義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
すし屋
二.暗闇の丑松(くらやみのうしまつ)
三.団子売(だんごうり)
【夜の部】
一.一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)
熊谷陣屋(くまがいじんや)
二.當年祝春駒 (あたるとしいわうはるこま)
三.名月八幡祭(めいげつはちまんまつり)
夜の部の「一谷嫩軍記」「當年祝春駒」あたりが読めないですね…
対して昼の部の読みやすさは安心します。笑
対して昼の部の読みやすさは安心します。笑
■各演目について、現時点での知識
*そもそも知っている演目はあったのか?
【昼の部】
「すし屋」という言葉は何度も聞いたことがあるし、登場人物の「いがみの権太」という名前もとても耳馴染みがあるのです。
それだけ有名な演目ということなのですが、残念ながら「聞いたことがある」程度。
12/30(日)放送の『古典芸能への招待』(NHKEテレ)でやっていたようなので、録画したのを見たら情報更新します!
「団子売」はなんだかお馴染みになってきましたね!笑
文楽の方の「物知らず」や「感想」で何度か触れています。今月「文楽鑑賞教室」で上演されていたのです。
坂東三津五郎さんと中村勘三郎さんの踊った「団子売」の映像をよく観ています。大好きな舞踊です。
「暗闇の丑松」は聞いたことのない演目でした…。
【夜の部】それだけ有名な演目ということなのですが、残念ながら「聞いたことがある」程度。
12/30(日)放送の『古典芸能への招待』(NHKEテレ)でやっていたようなので、録画したのを見たら情報更新します!
「団子売」はなんだかお馴染みになってきましたね!笑
文楽の方の「物知らず」や「感想」で何度か触れています。今月「文楽鑑賞教室」で上演されていたのです。
坂東三津五郎さんと中村勘三郎さんの踊った「団子売」の映像をよく観ています。大好きな舞踊です。
「暗闇の丑松」は聞いたことのない演目でした…。
「熊谷陣屋」は一度、テレビで観たことがあるはず。
ただ当時はまだ歌舞伎をほとんど観たことがなかったので、いまいち覚えていないんですよね…。
でもものすごく有名、という印象です。
ただ当時はまだ歌舞伎をほとんど観たことがなかったので、いまいち覚えていないんですよね…。
でもものすごく有名、という印象です。
あとは残念ながら初めましてでした…。
*現時点で知っていることは?
◇義経千本桜「すし屋」
先ほど触れたように、「いがみの権太」という登場人物は聞いたことがあるのです。
名前だけ見ると性格が悪そうですが、確か本当は良い人なのではなかったか…
多分、歌舞伎の入門書か何かでちらっと読んだのでしょうね。
曖昧な知識から入ってしまうので、実際に観てみないことにはすぐあやふやになってしまいます。
◇団子売
これは以前にも触れましたが、曲がとにかくいいのです…!太棹のドライブ感についつい乗ってしまう!
出だしは楽しい雰囲気の曲に合わせて、杵造・お臼の団子売夫婦が屋台を担いでやってきます。
その後、舞台の上で餅つきの様子を見せていくのですが、
この餅つきの前に臼と杵を準備するときの音楽もかっこいいので、ぜひ耳を傾けてみてください。
途中で一度伸びやかな曲調に変わり、踊りもゆったりと心地よくなります。
杵造の一人踊りから始まり、途中からお臼が加わります。
最後はおかめのお面を付けたお臼の一人踊りに、ひょっとこのお面の杵造が加わるのですが、
もうこのお面のところが本当に楽しい!
曲もテンポが上がり、どんちゃかどんちゃかしてわくわくします!!!
こちらの記事にて、文楽版の感想を語っております。
◇熊谷陣屋
首実検があったことと、最後に熊谷次郎直実が出家して一人花道を去っていくことしか覚えていない。
しかもこの前後に、別のテレビ番組で観ていた歌舞伎でも首実検があったので、ストーリーや登場人物がもはや脳内で混沌としております。 。
でもものすごく有名な演目だと認識しております(二回め)。
しかもこの前後に、別のテレビ番組で観ていた歌舞伎でも首実検があったので、ストーリーや登場人物がもはや脳内で混沌としております。 。
でもものすごく有名な演目だと認識しております(二回め)。
■観てみたい演目は?
『暗闇の丑松』、尾上菊五郎さんなのですね…!
今年の印象的な舞台でことごとく格好良かった菊五郎さん、ぜひ観に行きたい。
『十六夜清心』(感想はこの記事)と同じく、中村時蔵さんと組んでいらっしゃいます。素敵に違いない!
中村吉右衛門さんが熊谷をなさる『熊谷陣屋』も外せません。
「吉右衛門さんは絶対に観ておくべき」とは歌舞伎観劇大先輩からのお言葉なのですが(笑)、
ものすごく「歌舞伎」を感じるなぁ、というのが初心者の印象です。(そのくせ12月の国立は行けなかった不届き者です。笑)
名作を吉右衛門さんで観られる絶好の機会。絶対に観に行きたいところです。
『名月八幡祭』、坂東玉三郎さんの芸者は素敵だろうなぁ…
片岡仁左衛門さんの船頭も粋でかっこいいに違いありません。
あとは『団子売』ですよね!もう私これ好きすぎますよね!!笑
中村芝翫さんと片岡孝太郎さん。大変失礼ながらお二方の踊りを拝見したことがないので、とても楽しみです。
■どのチケットを買う?
観たいものがあふれていますが、2月は気になるものを幕見になると思います。
というのも、
2月は国立劇場で文楽公演があるのです!
文楽があるときには、極力文楽を観に行きたい。
というのも、以前も書きましたが文楽は歌舞伎に比べて公演が少ないのです…。
というわけで、
スケジュールとお金の都合をつけつつ、観たい演目をちまちま観に行きます!
■まとめ
7月から始めたこのブログ。
つい最近のことですが、当時は「歌舞伎を観に行く」ことは日常ではなく、現に7月と8月は観劇回数ゼロだったのではないかと思います。
それがすっかり毎月の恒例となり、「観に行くのが当たり前」になってきつつあるここ数ヶ月。
はまる、というのはおそろしいものですね。笑
***
2018年、拙いブログにお付き合いくださり本当にありがとうございました。
経験も浅く、知識も足りず、意図せずイラっとさせてしまうことも多々あったのではないかと思います。
それでも読んでくださる方がいることに、日々心より感謝しております。
2019年も少しずつ知識を蓄え、自分なりの方法で「和もの好き」仲間を増やしていけたら嬉しく思います。
何卒宜しくお願いいたします!
それでは、良いお年をお迎えくださいませ。