ラグビーワールドカップのおかげで、ほんの少し連獅子、ならびに日本舞踊の知名度が上がっていたらいいなぁ…などと考えております、日舞初心者わこです。
この企画は、日本舞踊歴8年目の私の目線で
「踊りをやっていなくても踊りの会を楽しめるであろう初心者的・日本舞踊公演の楽しみ方」を提案する企画です。
【第一弾】初めて日舞★日本舞踊の公演を楽しむ方法①音の楽しみ
【第二弾】初めて日舞★日本舞踊の公演を楽しむ方法②知らなくても楽しめる演目は?
【第三弾】初めて日舞★日本舞踊の公演を楽しむ方法③舞踊公演はどんな雰囲気?
「踊りをやっていなくても踊りの会を楽しめるであろう初心者的・日本舞踊公演の楽しみ方」を提案する企画です。
【第一弾】初めて日舞★日本舞踊の公演を楽しむ方法①音の楽しみ
【第二弾】初めて日舞★日本舞踊の公演を楽しむ方法②知らなくても楽しめる演目は?
【第三弾】初めて日舞★日本舞踊の公演を楽しむ方法③舞踊公演はどんな雰囲気?
さて、「日本舞踊を観てみたい!」と思ったときに、行き詰まる壁があります。
それは、
・いつどこでやってるの?
・チケットはどう手に入れるの?
・そもそも何を探せばいいの??
という「日本舞踊公演の探し方」が分からない問題。
今回は、私が実際に観に行った公演を例に、どうやって公演を探してチケットを取っているのかをお伝えします!
※首都圏に限定した話になっております。あしからずご了承ください。
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*毎年やっているものをチェック
たとえばこの記事でもご紹介した「日本舞踊協会公演」は、毎年2月ごろ、2~3日間に渡って必ず開催されています。
公演名で検索すれば、日程やチケットの入手方法が分かります。
この公演が、おそらく最も大きい日本舞踊の公演ではないかと思います。
後に書く「折り込みチラシ」も豊富に手に入ります。笑
他にも、
・各流派合同新春舞踊大会
・国立劇場主催の舞踊公演
あたりはコンスタントに開催されているかと思います。
新春大会は、毎年1月に国立小劇場で行われる、最大級の日本舞踊コンクールです。
出演者には舞踊公演でよくお見かけするお名前が並び、古典の定番曲をたくさん観ることができます。
平日のこともありますが、今年は土日のようです(1/11〜12)。
チケットぴあで取り扱いがあります。(※私は知り合いが出るときに、出演者から買っていました。)
舞踊協会の新作公演「日本舞踊未来座 SAI」も、今年が第3回ではありましたが毎年公演を行っており、2020年6月には第4回公演の開催も決定しています。
こちらは古典の踊りの手法を使いながら、新たな日本舞踊の作品を作るというもの。
まずは分かりやすいものを観てみたい、という方は親しみやすいと思います。
▶︎参考:おすすめ日舞公演!未来座=彩(SAI)=「檜男(ぴのきお)」「春夏秋冬」観てきました!*SNSをチェック
TwitterやInstagramで情報発信をしている方々も、実は結構いらっしゃるのです。
私が今年観たもので、SNSから情報を得たものはこちら↓
・「百花繚乱 令和の饗宴」
五耀會という男性五人組の舞踊家集団が大好きなのですが、その皆様がご出演ということで行ってきました。
今年11月に開催された、池袋の東京建物ブリリアホールのこけら落とし公演です。
・「浅草おどり 令和の寿」
こちらは浅草観光連盟と浅草見番のTwitterで知りました。
以前雑誌「東京人」(2018年11月号)で、「幇間がいる花街は浅草だけ」ということを知り、何としても観ておきたくて行きました。
・「ひとつなぎの会」「翔之會」
歌舞伎役者の方々の自主公演です。
夏場は特にたくさんの自主公演(勉強会)がありますが、ここに挙げた二つはお芝居なしの踊りの会です。他にもいくつかありました。行きたかった。。
役者さんのTwitterから得た情報もあれば、歌舞伎関連でフォローさせていただいている方の情報もあったり。
***
日本舞踊協会や未来座も、TwitterとInstagramを展開。
主催公演の情報が随時更新されています。
Instagramには、お稽古風景や下ざらい(リハーサル)の様子、舞台袖から撮ったお写真なんかも上がっていて、貴重なショットが多いんですよ!
*劇場のチラシラックをチェック
もし他の観劇などで劇場に行くことがあれば、ぜひチラシのラック(もしくはチラシの置いてある机)をチェックしてみてください。
国立劇場をはじめ、日本橋公会堂や浅草公会堂などは、邦舞の公演のチラシもよく見かけます(他にもそういう劇場は結構ありそうです)。
国立劇場の主催公演については、歌舞伎や文楽を観るときにチラシコーナーを漁って(笑)、見つけています。
ちなみに国立劇場に的を絞れば、劇場ホームページでも舞踊公演を絞り込み検索することができます。
*折り込みチラシをチェック
まずは「何かしらのきっかけで一度行ってみた」ということが前提になりますが…
演劇やコンサートなどと同じように、舞踊公演のパンフレットにも、折り込みチラシがたくさん入っています。
これが情報の宝庫なのです。笑
今年の未来座・彩(上述)の公演「檜男(ぴのきお)/春夏秋冬」と、男性舞踊家集団「弧の会」の公演「コノカイズム」は、舞踊協会公演のパンフレットに挟んであったチラシで知りました。
「檜男」の方は、もともと未来座の公演は一度行ってみたかったということもあって即決。
監修に歌舞伎俳優の松本幸四郎さんのお名前があったのも決め手です。
「弧の会」は、小田原の開催で少々遠く、創作の公演で当然知っている演目もなかったため、正直ちょっと迷ったのですが、何度か拝見している舞踊家の方のお名前があったので行ってみることに。
これが素晴らしかったんですよ…!
舞台狭しと繰り広げられる踊りの世界の迫力、ダイナミックさ、素踊りの荘厳さ…男性12人の群舞、めちゃめちゃかっこよかったです。
舞台狭しと繰り広げられる踊りの世界の迫力、ダイナミックさ、素踊りの荘厳さ…男性12人の群舞、めちゃめちゃかっこよかったです。
どちらも大当たりだったので、ネット社会ではありますが、紙の情報は馬鹿にならないなと思いました。
*まとめ
私の舞踊公演の探し方をご紹介してきました。
まとめておきます。
日本舞踊公演を探すなら…
★毎年ある公演をねらう!
⇒日本舞踊協会公演、未来座、舞踊協会各支部の舞踊会、国立劇場主催の公演など
★SNSで舞踊家や歌舞伎関連のアカウントをフォローしておく!
★劇場にあるチラシを見てみる!
★公演に行ったら折り込みチラシに目を通す!
少しでもご参考になりましたら幸いです。
***
最後にハードルを上げるようなことを申し上げてしまいますが…
舞踊の公演に行くと、内部の方(出演者の関係者、踊りを習っているっぽい人)の多さが目立ちます。
私は、これがちょっと寂しい。
習っている人や関係者だけが楽しむものになってしまったら、日本舞踊は確実に廃れてしまうでしょう。
それより何より、もったいない。
こんなに楽しいものを、「敷居が高いもの」「足を踏み入れにくいもの」にしてしまったらもったいない!!
しかし、そのためには情報に触れる機会が少なすぎるのではないかと思います。
歌舞伎のようにドキュメンタリーを組んでもらったり、バラエティー番組に出してもらえたりするわけでもなく。当然、大規模な告知などできず。
(文楽も相当メディア露出が少ない芸能とは思いますが…)
「ちょっと観に行こうかな」くらいの軽い気持ちで出かけられるエンターテインメントの中に、日本舞踊が入ったら嬉しいな、などと思っています。
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