ほんのり*和もの好き

歌舞伎や文楽、日本舞踊、着物のことなど、肩肘張らない「和もの」の楽しみを、初心者の視点で語ります。

和雑貨

夏に最適!手ぬぐいを使ってみる

毎日暑いですね…
日々 自分専用のビニールハウスを被って歩いているようです。

猛暑の中、私は今年
手ぬぐいを愛用しております。

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かまわぬ のばら七宝柄。遊び心とおしゃれさのバランスがいい

今まで縁遠かったのですが、
人にいただいて使い始めたところ
夏に嬉しいメリットがたくさんあることに気づきました!

100均でも手軽に手に入るので、よろしければ試してみてください〜




*手ぬぐいのメリット①吸水力抜群!



手ぬぐいたるもの、
たいていのものが綿100%です。
吸水性が自慢の素材なので、
汗をかくこの季節はとにかく頼れます!!


*手ぬぐいのメリット②いつも清潔な面が使える!



写真のように、大きめの布を
何度も折りたたんで使います。

そのため、折り返しながら
常に新しい面を使うことができるのです。

顔や肌をぬぐうのに、やっぱり衛生面は重要。
手ぬぐいならいつもキレイな状態で使えます◎


*手ぬぐいのメリット③すぐ乾く!



一枚の布は、とっても薄手。
じめじめしている夏場でも、
広げて干せばじきに乾きます!

毎日のお供に助かりますね。


*手ぬぐいのデメリット・ちょっとかさばる…?



一般的なハンカチと比べると
そもそもの大きさが大きい上に
折りたたむ回数も多いので、
カバンの中でちょっとかさばるかな、というのは否めません。

私はたたむ回数を調節して、
厚みや大きさを工夫しています。
今のところ気にならずに持ち歩けていますよ^^


*手ぬぐいでちょっぴり快適な夏を★
 

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動物柄や漢字柄、おもしろ柄や
洋服にも合うようなオシャレな柄まで、
たくさんの柄から選んでいくのも手ぬぐいの楽しみ。
はまったら多分ですね。

お気に入りの手ぬぐいで、ほんの少しだけ
過ごしやすい夏になりますように・・・



しおりと本をコーディネートする。

じゃん!
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しおり。お気に入りばかりです。

左は、沖縄で作った「ミンサー織」のしおり。
真ん中は、「武相荘」のお土産売り場で見つけたもの。
そして一番右が、信州小布施の「北斎館」で出会ったかっこよすぎる一枚。

あとは、かわいかったお菓子のタグとか、
デザインのよい美術館や動物園の半券なんかをしおりに使っています。

本の雰囲気に合わせて、しおりやブックカバーを選んでいくのが楽しい。
読書の楽しみは、こんなところにもあると思います。

今日はお気に入りの「和」っぽいしおりを。

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着物のハギレで作った一点物。
裏の色が違うのもまた粋ですね〜!
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ちょっとだけ指が写り込んでしまった泣きたい

 幸田文さんの『流れる』(新潮文庫) に合わせてみました。
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登場人物の動きの面白さはもちろん、
着物でのふるまいの描写に説得力があって美しく、
「着物を着たい!」と思わせてくれる小説です。

縞の表紙としおりが合う…!
 
他にも、江戸が舞台の小説や、はたまた女性の美意識が詰まった小説やエッセイ、
文学色の強い本に合わせて楽しんでいるしおりです。

***

一方、 お気に入りなのになかなか使いこなせないのがこちら。

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葛飾北斎「巌上の大鷲」のしおり。

この誇らしげな表情をみてほしい。
旅行先で「北斎館」に立ち寄り、北斎の本物を目にして
その勢いに完全にやられました。

それで買ってしまったのですが、
いかんせんしおりにしては大きい。

ちょっと松井今朝子さんの『仲蔵狂乱』(講談社文庫) に合わせてみたのですが、
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 いや、合うよ?合うと思うんだけど、
鷲が顔出すまでが長いよ!!

しおりのサイズ感のせいでうまくカバンに収まらないため、
眺めて楽しむにとどまっているしおりです。。

本当は朝井まかてさんの『眩』(新潮社) に合わせて
北斎・お栄父娘の夢の共演を楽しみたいところ。

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表紙のお栄さんの絵、江戸時代とは思えないほど現代的な美しさがありますよね…天才父娘や。

*** 

載せたどの本もとても思い入れがあって、一冊ずつ丁寧にご紹介したい勢いなんですが、
ちょっと今は自重いたします。 

読書の秋はまだ先ですが、クーラーの効いた明るい部屋での読書もまたよいものですよね。 
そんなときには本としおりの相性を探ってみるのも、おすすめです。 
プロフィール

わこ

◆首都圏在住╱平成生まれOL。
◆大学で日本舞踊に出会う
→社会に出てから歌舞伎と文楽にはまる
→観劇5年目。このご時世でなかなか劇場に通えず悶々とする日々。
◆着物好きの友人と踊りの師匠のおかげで、気軽に着物を着られるようになってきた今日この頃。

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